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8月も半ば、もう少しで学校も始まりますね。受験生の皆さん、順調に準備は進んでいますか?

今日は受験ソルフェージュに関して。

音楽学校の受験におけるソルフェージュは、学校によって難度がかなり異なります。

楽な学校では、コーリューブンゲンの後半にある曲で課題指定された番号の曲から、その場で指定された曲を歌う という方式です。

(後日コーリュ―ブンゲンの写真を載せる予定です。)

これは課題曲が決まっているので、練習をすれば、音程やテンポも安定させることができ、さほど大変には感じないものでしょう。

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↑ダンノーゼル 日本版の上・下

受験生の皆さんにとって厄介なのは、志望校が新曲の初見視唱が出される学校の場合ですね!

音程の正確さはもちろん、転調を伴うもの、リズム打ちを同時に行うもの、音部記号が曲の途中で変化するものなど、いかにも受験生によってちからの差が出やすい、ひねった問題を出す学校もあります。

 

こういう課題傾向がある学校を受験する場合には、学校側では学生のソルフェージュの力をかなり重視しているわけなので、入学してからも聴音ソルフェージュの授業や単位の取得はハードルが高いと考えてください。

初見なのでもちろんぶっつけ本番です。緊張から声がかすれてしまうこともあるだろうし、腹式呼吸を知らないとブレスの指定位置もおろそかにしてしまい、歌い続けることが大変になります。

さらに楽語で曲想や表情記号がついている場合は、それらを表現しなければなりません。

つまり、ソルフェージュの新曲初見視唱は、学校側にとって受験生の音楽的素養や基礎能力を見極める簡単な方法なのです。

受験ソルフェージュの勉強は”いかに自然に音楽を声で表現できるか”を中心に準備していくものなのです。

改めて主なポイントを挙げてみましょう。朱色は特別な課題の場合です。

  • 音程の正確さ(変化音も含む)
  • テンポの安定(拍子感も含む)
  • 調性の理解(転調も含む)
  • 楽語の理解度
  • ブレス
  • 強弱の表現
  • 音部記号の読み取り
  • リズムと歌の同時処理

下の2枚は基礎レベルの練習例です。

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↑リズム練習

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↑ダンノーゼル 易しいレベル

いかがですか?自信がない項目はありますか?

ピアノ科に限らず、ソルフェージュはどの専攻でも進学してからも必修科目としてある分野ですので、受験の時にしっかり勉強して、実力をきちんとつけておきましょう!

攻略法は<ともかくたくさん歌うこと>です!音程練習やリズム練習など基礎レベルの練習と同時に、初見用の問題集も数をこなしましょう。初見視唱が怖くないというところまで頑張ってみてください。

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