こんにちは!TPS/Tokyo Piano Solution です。
講師ブログをご覧いただきありがとうございます。m(__)m
子どものピアノ教材(特に入門編)はあまりにも多くてどれを選んでよいか迷ってしまいますね。
TPSでは、以前からいくつかの系統に分けてその内容を調べてきました。
地域別のカテゴリー
- ドイツ系
- フランス系
- アメリカ系
- ロシア(旧ソ連)系
- その他
※太文字は比較的近年に紹介されてきたものです。
指導プロセス上の使い方
- 単独教則本:指導者の判断で自由に組み合わせる
- 総合教則本:一冊の中でいろいろな分野を扱っている
- シリーズ教則本:学習内容を3~4にわけ各々分冊で進む
※太文字は近年その傾向が目立ってきています。
お子様、または生徒さんの個性に合わせて選んでいくのが良いと思います。
TPSでは、これまで実際に受講生の方々に使っていただきながら、使いやすさも調べてきました。
上記で挙げたもののうち、青文字になっているものを、TPSでも最近よく使っています。
理由としては
- 分冊だと軽いのでレッスンに来る時の荷物が楽
- 自律学習スタイルでは、自分で考えることが必要なので、楽典的な説明も有るものが便利。
- 一冊のなかで難易度が急に上がらないので、クリアしやすい
結果的にはアメリカ系の教則本の利用が増えてしまいました。
↑バスティン
↑アルフレッド
いずれも挿絵がカラーでついています。
お子様がイメージを膨らませやすいですね。
挿絵を見ながら、最近の様子を雑談したり、日常生活に触れることもできるので、指導者側も上手に利用できます。
ベーシック教則本に必要なものを、生徒さんの状況に合わせて追加する
初歩から基礎前半で基盤となる教則本(もしくはシリーズ)を決めておき、もう少し強化したい部分は別の教材を利用していくと良いですよ。
中級に移行するあたりからは、メカニック、テクニック、古典、ロマン派、近代というジャンル毎の勉強も大事ですので、次第に教則本も増えますね。
ただし、これら全てを常に揃えて教えようとすると、受講生の負担が大きくなりすぎます。
そのため、内容を切り替えながら学んでもらうほうが、結果として中身の濃いレッスンになりました。
趣味(一般)の受講生の方々が、一日で何時間ピアノに向かうかを考えると、そんなに練習量が十分でないのは一目瞭然です。
TPSでは 自律学習(一人でおけいこできる)スタイルがモットーなので、お子様方の吸収の具合を見て、課題を配分しています。
お一人おひとりの「学習カルテ」があるので、ジャンルごとの勉強内容も把握でき、年間を通してバランスの良い指導が可能になっています。