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聴音指導法 基礎編1

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目的をはっきりさせる

基礎編1として、まず大事なのは「何のために聴音をしているか。」です。

特にお子様のピアノ学習の場合、専門コースを初めから希望している人はほとんどいないといって良いでしょう。

TPSではお子様のピアノ学習に取り入れている聴音指導について次の3つのことを念頭に置いています。

  • 自律学習の基盤に聴音は欠かせない
  • 楽譜に早く慣れてもらうため
  • 音符や譜面が、自分たちにも書けるという自信

一方で、ピアノという楽器の特質として

  •  音(楽音として)が簡単に出せる
  •  譜面は多声部を読み取る必要がある
  •  扱う音域が極めて広い
  •  10本の指を独立して使うことが多い
  •  いくつもの重なった音を鳴らすことが可能

などがあげられると思います。

つまり、譜面からは一音一音を読んでいくのではなく曲の流れをとらえ、同時に鳴ってっている音を耳できちんと確認しながら指を動かす必要があり、他の楽器よりも比較的簡単に音が出せる割には、『心地よい演奏』にするためには、いろいろ同時に処理しなければならない楽器でもあるわけです。しかも演奏するためには、指のトレーニングは必要条件であり、毎日続けることが求められています。

TPSでは、聴音の学習とは演奏に至る多くの学習過程の中において、主に脳内の処理(理解、判断)を受け持つ部分のスキルアップではないかという仮説を立てて、これらのスキルアップのために指導法を、長年研究してきました。聴音領域を学ぶことでより深い音楽の理解や楽しさも知ることができるのであり、単なる音当てにとどまらせてはいけないものだと考えています。

個々の生徒様の目的に沿った内容を選んでいく

前述したように、目的を持って指導をしていくことが望ましいのですが、年齢や理解度及び経験年数によって、その時補完した方が良いスキルの内容は、個人により変えることが適切だと思います。

IPSではこういう視点から聴音の個人指導を続けてきました。

旋律聴音の指導に於いてのポイントは次のようなジャンルにわかれています。

  • 音高や、音程を学ぶ
  • 音域を学ぶ
  • 音価や休符を学ぶ
  • 拍子を学ぶ
  • リズムを学ぶ
  • 変化音を学ぶ
  • 音の動きを学ぶ
  • 調性を学ぶ
  • 多声を学ぶ

赤字基礎編で扱うものです。

導入~基礎の時期はこちらにあります。

以下後日公開予定

 

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