こんにちは!TPSのブログをご覧いただき、ありがとうございます。m(__)m
このところ、夏休みの時間を有効に使おう!と古い資料を引っ張り出して、指導法の研究をしています。
教材もいろいろ出版されているので、使い勝手のよさそうなものを集めるだけでも大変です。
それにいつの間にか改定されていたり、絶版になっている物もあるので、時々点検する必要が出てきます。
今日は以前手に入れた導入期のピアノの教本を見直してみました。
ロシア語読めません!(;O;)
でもなんとなく、四分音符と八分音符のリズム譜と理解!
たぶんごく初歩のリズム譜で、子供たちは歌を歌いながら手を叩いたり、動いたりしていたはずです。
つまり、リトミックの教材でもあるわけですね!
子供達にはやはり初めにリズムありきなんだな~(^―^)と改めて感じました。
とてもシンプルな2つの要素(四分音符と八分音符)ですが、身体と声でどんどん体感し、表現していくんですね。
ここから、やがて5線譜になり、大譜表になり、スコア(総譜)になっていくのでしょう。
でも、音楽を学ぶ一番初めはリズムを大事に考えていることがこれらの楽譜からもよくわかりました。
西洋の人にとって、音楽は民謡や踊りとの結びつきが強く、日常の生活の中でも自然に楽しんでいるのでしょう。
音楽があれば踊りたくなる、歌いたくなる、手拍子や打楽器で即興のセッションをする楽しさをみんなで共有する。
日本ではこういう光景はあまりなじみのないことですね。
(日本の文化の中では、お祭りのお囃子や、盆踊りがいちばん近いのでしょうか。)
旧ソ連の楽譜に限らず、東欧のピアノの作品の中にも「器楽のための曲」「歌のための曲」「踊りのための曲」と言うジャンルの作品が初歩のレベルからあります。
それぞれ、ハーモニー、リズム、メロディーを中心に学ぶために、組み込まれているんですね。
日本人はどちらかと言えば、メロディーラインが好きなようで、つい旋律中心の曲ばかりに目が行きます。
けれど、リズムは躍動感を表わすものなので、子供の時にはもっとリズム中心の(歯切れの良い)曲も弾かせてあげたいなと思います。