個人指導の聴音ソルフェージュ
TPSの最大の特色は聴音ソルフェージュの個人指導を併用しているという点です。
聴音ソルフェージュを学ぼうとすると、音楽大学の付属音楽教室のカリキュラムを受ける方が多いと思われます。ですが、ほとんどが集団授業である上に年に一、二度のクラス替えにより、習熟度に応じて内容が変わります。聴音では心理的な部分での影響を受けることが多いので、集団授業で一度苦手意識を持ってしまうと、なかなかスランプから抜け出すことが難しく、自信を無くしていきます。
その点個人指導の聴音は、一つ一つの不安を無くし、確実にスキルを身につけることができ、 安心して通い続けることができます。
「ピアノを習っている子はたくさんいるけど、書き取りができる子はいなかった!」と生徒さんがお母様に学校の音楽での様子を誇らしげに報告してくるとのお声を頂いております。
聴音指導を併用する理由
TPSが当初から聴音(幼児~小学生では「書き取り」)を併用してきた理由として、ステップアップしていく上で必要となる基礎力の強化に繋がるというメリットがあるからです。
主に以下のメリットが挙げられます。
- 譜読みの力の定着が安定し、維持できる。
- 自分の音に注意を払える耳を作ることができる。
- ピアノの演奏以外にも役立つ脳内スキルが身につく。
TPSでは、多くの受験生に対して受験聴音を指導していく上で、その経験から基礎として最低限必要なスキルを見つけ出し、いち早く注目して研究を重ねてきました。
そして『 音楽を理解し楽しむための基礎力』として ピアノと聴音・ソルフェージュの併用を続けたきた結果、『自律学習の基本となる力は、ピアノと聴音ソルフェージュの併用である』との確信に至りました。
「聴音」からわかるお子様の個性
TPSで学んでいるお子様方は、音符を五線上に書くことが珍しいので、この作業を楽しみながら学んでいます。
他教室から移られた方は、見学時の先輩のレッスンの様子に、どなたも一様に驚かれます。
しかし、3ヶ月もすると音を聴き真似して歌うことや正しく5線譜に書き表すことが自然にできるようになります。そして初めての楽譜も音のミスをせずに弾けるようになるので、自信が身に付き、より上手に弾きたいとお子様自身が思うようになります。
聴音作業の中でも、記憶力に優れすぐに覚えてしまう子、書き取る速さが早い子、丁寧に書きこむ子、ダイナミックに書き進む子、慎重に考える子など個性は様々です。
このような作業中の様子から、お子様の脳の中でどのように考えているか推測し、 難しい箇所での反応の仕方も千差万別なため、一人一人の個性に合わせた指導を行っております。