こんにちは!TPSのブログをお読みいただきありがとうございます。

TPSの聴音(=[書き取り])について書きます。

TPSで行なっている[ 書き取り]はいわゆる「音当て」とは全く意図が異なります。

※低年齢での聴音学習を[書き取り]と名付けています。

音当て」との大きな違いは φ(.. )記譜(5線紙上に書き表すこと)にあると感じています。

音当て」は 鳴っている音を認識することですが、書き取り(=記譜までが作業)はさらに聞き取った音をφ(.. )5線紙上に再構築する( ..)φ作業です。

音名を当てられることと記譜ができることは、同一ではないことがわかっています。

むしろ脳の中では全く使う部位が違う(‘;’)のであろうと考えています。

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記譜の作業とは 知識、記憶力、処理能力など複雑な要素が混ざり合い始めて可能になる作業なのだということがわかりました。一つずつ、音符や楽譜の仕組みを理解しながら進める作業が[書き取り]です。

そして、音符を操作することが可能だから、楽譜に書かれている音符がスラスラと読めるのです。さらに単音を拾うだけにとどまらず、↑縦読み、↗斜め読み、◇塊読み、∼パターン読みができるから、楽譜の構成も理解できるのです。

 

なお、最近新たな発見をしました。

ソルフェージュ(視唱)なしで聴音を続けても、譜読みの力はあまり定着しないようです。TPSに移られたケースでは、視唱無しの期間が長くて音域などの混乱していたケースもあるので、注意が必要です。

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