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秋の学期が始まりましたね!東京都の公立学校は二期制の学校も有り、教育現場の先生方も大変な時期です。

というのも昔と違い、夏休み前に成績がつかない!

きちんと休み中に1学期の復習や弱点対策ができる人は良いのですが、これがなかなか自分だけではやれないこと。

塾などに通い強制的に学習習慣を維持できた人は、秋学期も順調にスタートできていることでしょう。

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音楽の勉強もまったく同じです。地道な努力が本番での最大の武器になる世界です。

志望校が決まっている人に交じり、指導者側を慌てさせるのが実は秋に起こるパターン。

今までのんびりと趣味のピアノでやってきた人が、進路を考えなければいけない時期になると、突然「音楽の道に進みたい!」と言い出して、周囲を慌てさせるケースが少なくないのです。

本人の希望はかなえてあげたいけど、今までとはかなり内容が違う専門コース。

当然練習時間や練習方法も変わっていかなくてはなりません。

「なぜ、音楽学校に進みたいの?」と聞くと「好きだから」とご本人はにこやかに答えるものの、指導者側は内心不安がいっぱいです。音高受験または音大受験までの日数を計算し、今の実力からどの程度のペースでどのジャンルから力を上げていくか。

急いで親御様とも面談し、おうちの方からみて本人の意識がどの程度だと感じておられるかもお聞きします。

特に他の進路よりも芸術系はお金がかかります。ピアノ科ならば防音対策や楽器のことも支出の視野に入れなければなりません。

ちなみに楽器に対する想いはピアノ科に限ったことではないようです。

音大時代、同級生のヴァイオリン専攻のお友達が「弓貯金」なるものをしていました。なんでも時代や作曲家によって、表現をより向上させるためには専用の「弓」をいくつか持っていなければならないと聞いて、驚いたことがありました。その当時の値段でも1本30万円はするといっていた気がします。

長い指導歴の間で何人もの生徒さんが、音楽の進路を進みたいと突然言い出すことを体験してきたので、TPSではもしそのような状況になっても困らないだけの基礎力はきちんと学んでもらう方針を取っています。

貴重なのはお金だけではありません。時間も取り戻せない物だからこそ、音楽の学びの姿勢や練習方法など音楽の基礎力は早めに身につけていただく方が無駄になりません。ピアノの先生も【この生徒さんは趣味だから】と大事なことを伝えていないまま「楽しみ優先のレッスン」続けていると、思わぬところで大変な経験をすることになります。

若い、指導経験の少ない先生方には、この点を折に触れお伝えし注意を促しております。

生徒さん達は一番自分に自信があること、又は、長く続けてこれた習い事 を自分の将来の希望にすることが多いのです。

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このように急に専門コースを希望された生徒様の場合、TPSでは「とりあえず1か月、今までとは違う勉強ができるかやってみましょう!」と一定の期間を定めて受験指導を開始します。

ご本人の意志の強さ、ご家庭の協力態勢、技術面、表現面等も総合的に観察していきます。

同時に、学力が低下しないように学業面の成績の維持も大事です。

学業と音楽の勉強を両立させるためには、当然のことながら自己管理や時間の使い方も考えることになります。

そう言った様々な努力ができるのかどうかを試しながら、進んでいきます。

進路決めは一生を左右する大事な選択です。間際になって大慌てで対策に走ることはできる限り避けたいものです。

 

TPSでは趣味も専門も学習のスタートは同じであるという基礎力養成を基本姿勢にして、小さなお子様にも質の高い学びの機会を利用していただいております。

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