歌う女の子

おはようございます!

クリスマスや年越し、新年の話題で持ちきりの時期となりましたね!

受験生の皆さん、体調管理は大丈夫ですか?

今年の風邪は、気管支やのどをやられる人が多いような気がします。

空気がかなり乾燥していることも原因でしょうね。暖房で温かく快適な室内では、湿度計の数値を見てびっくりすることがあります。

こういう時の歌う練習では、歌った後はちゃんと「のど」をいたわってあげてくださいね !(^^)!

 

さて 以前に小学生の生徒さんが、こんなことを言ってくれました。

たしか学校の「歌う」テストの時の話でした。 (☆=生徒さん ♪=講師 でのやり取り)

♪ 「このまえ、”こんど音楽の時間にお歌のテストがある”って言ってたけど、どうだった?」

☆「うん、あったよ。まあまあだった。でも声が小さいって言われちゃった。」

♪ 「そうなんだぁ。いつもここのレッスンではきちんと声が出ているのにね。皆の前で緊張したのかな?」

☆「うん。ここだとね、先生が一緒に歌ってくれるから安心して大きな声も出せるの。

♪ 「学校のテストの時は、一人で歌うもんね。ドキドキすると声も出にくいね。」

☆「そう、ここで歌うのは好きなんだけどね。」

 

学校行事129

 

たしかに、一人で歌うのはまだまだ自信がなくても当然です。

実はTPSのレッスンでは、受験生の指導でも、講師が一緒に歌っています。

前回載せた「ダンノーゼル」などでは、曲想等注意すべきことが多いので一回目は生徒さんだけで歌ってもらいますが、注意事項を説明した後は、伴唱(こんな言葉があればですが)で一緒に歌います。

すると、一人で歌っていた時には小さな声だった人も 一緒に歌うと声量がずいぶん変わり、しっかりした声で歌えるのです。

生徒さんのソルフェージュレベルによって、一緒に歌う講師側の声の大きさももちろん調節します。

また時折、生徒さん自身の声だけが聞こえるように、意図的に講師側は歌うのを控える場面も組み込んでいます。

このように日頃のレッスン内でのスモールステップの積み重ねで、ソロでアカペラでも歌えるスキルと自信を付けてもらう工夫をしています。

 

指導者同士の指導法の勉強会でもこのような悩みを抱えていた先生がおられました。

「せっかく聴音やソルフェージュの時間を組み込んでも、積極的には歌ってくれないので、結局意味がないのかなぁと思い、迷っているんです。」

このようなご意見に一つヒントを差し上げました。

「そのお子さんが歌う事が好きでないのならば、ムリに組み込まなくてもいいと思います。でも,もし声が小さいなど自信のなさが原因ならば、簡単な解決法がありますよ。」

「先生も一緒に歌ってあげてください。そうすれば引っ張られてついてきます。それを何度も繰り返していき、ようやく一人でもしっかりした声で歌えるようになると思います。」

 

学校生活068

 

お子様の場合、個人指導の音楽教室のメリットは子供たちの音楽への楽しさや表現の喜びをじっくり体験できることです。

集団授業ではなかなか体験できない部分も、その生徒さんのレベルに応じて個別のメニューを作り、一つずつ体験し力をつけていくことができるのです。

前述の先生からはその後、このような連絡をいただきました。

「最近私も一緒に歌うようになったら、(*’▽’)全然前と変わってきたんです。楽しそうに歌っているので、ソルフェージュ指導に自信がつきました!こんな簡単なことでも子供達の反応は変わるんですね。よいきっかけになりました!」

ソルフェージュを指導しようというだけでも積極的に頑張ってる先生、どうぞいろいろ試してみてください。

子供たちが「この先生に音楽を習ってきてよかった」と思える場面がいくつもあるはずです。たえず新しい工夫をしながらワクワク感のあるフレッシュなレッスンをしてくださいね!

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