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学校生活068

 

今日は 先日の「リズム打ち付きソルフェージュ」の楽譜見本をupします。

本来は易しいレベルの物ならば、聴音の指導者が生徒さんの状態に合わせて作成しても良いと思います。

今回ご紹介するものはかなり昔に手に入れた楽譜なので、おそらく今は絶版状態の教材です。多くの卒業生がずいぶんお世話になりましたが。

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↑一番易しい段階はこんな感じです。

両手でリズムを叩くことは案外楽にできるでしょう。しかし、左手で拍打ち、右手のみでリズム譜を叩くながら視唱 となると一気に難易度が上がります。おそらく、リズムパターンの認識、左右の手の動きの独立、視覚からの情報の脳内処理が同時並行処理スキルとして必要になるのでしょう。

この段階で少しずつリズム要素を増やし眼を慣らしておくとピアノの譜読みがとてもしっかりできます。

これは「拍子」とか「拍」に対しての意識が生まれ、リズムの理解がきちんと出来上がるからだと考えています。

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↑これは少し学習が進んだ人のレベルです。ソルフェージュ部分に細かい音符が入り、リズム譜も単なるパターンの連続から離れていきます。専門コース(特にピアノ科)をめざす人にはぜひ早めに身につけてほしいスキルです。

 

これらの楽譜はあくまで参考ですので、指導者の方はできればご自身でソルフェージュにつけるリズム譜を作成し、視唱ができた後で付け足して学習に取り入れても良いかと思います。

TPSでは受験コースの人には初見の練習の中にこのような課題を組み込んでいます。初めは四苦八苦していた生徒さんも回数を重ねるうちに「眼が慣れて来て、読みやすくなった」と言う感想を残しています。

特に聴音時にリズムの聴き取りが後回しになる傾向の生徒さんはには、早めにこのような学習を取り入れて、リズムに対する意識を高めることを狙いとして扱っています。

 

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